新しい技術を貪欲に取り入れ、時代に合った決済プロダクトを作る。PAY モバイルチームにインタビュー

今回はBASE株式会社の100%子会社であり、決済事業を行うPAY株式会社にて、ID型決済サービス/お支払いアプリ「PAY ID」を開発しているエンジニアにインタビューをしました。

近年のホットワードである”決済”の領域で様々な企業がスマホ決済アプリの開発に取り組んでいますが、PAYでのプロダクト作りを知っていただいたり、チームの雰囲気を感じ取っていただればと思います。

※これは201811月20日にWantedlyに掲載された記事です。


PAY株式会社について
2018年1月4日創業。「支払いのすべてをシンプルに」を理念に、誰もが簡単に決済を導入できるサービスとしてオンライン決済サービス「PAY.JP」とID型決済サービス/お支払いアプリ「PAY ID」の開発・運営をしています。インターネットとテクノロジーの発達により変化する現在の「お金」の在り方を最適化し、支払いのすべてをシンプルにすることで、お金を扱うすべての事業者・個人にとって、もっと豊かで便利な生活を提供いたします。
https://pay.co.jp

【Profile】
北川 達也(きたがわ たつや)
PAY株式会社 Dev Division モバイルエンジニア テックリード

1989年生まれ、東京都出身。学生時代にアルバイトでウェブアプリの開発を経験し、2014年にWeb開発会社に入社。以降はモバイルエンジニアとしてiOS/Androidアプリ、SDKの受託開発に従事し、ECなど複数ジャンルのアプリ開発を担当。2017年11月にBASE株式会社のPAY Division(※現:PAY株式会社)へ入社。現在は、ID型決済サービス/お支払いアプリ「PAY ID」のiOS/Android開発を担当している。

山中 夏樹(やまなか なつき)
PAY株式会社 Dev Division モバイルエンジニア

大学卒業後、Webデザインの勉強をし、その後Perlのサーバーサイドエンジニアから業界経験をスタート。Node.jsを使ったチャットサービス、WebRTCを使った通話機能の実装などを経験。2017年12月にBASE株式会社のPAY Division(※現:PAY株式会社)へ入社。現在は、ID型決済サービス/お支払いアプリ「PAY ID」のiOS/Androidアプリなどの開発を担当している。


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写真の左が山中、右が北川

開発しているプロダクトについて教えてください。

北川:僕たちモバイルチームでは、ID型決済サービス/お支払いアプリ「PAY ID」というサービスのモバイルアプリを開発しています。主にQRコード決済の機能を提供していてオフィスコンビニや社内食堂、キッチンカー、ダンススクールなどで導入されています。お金のやりとりをシンプルにして不便をなくしたい、というのがサービスの思想です。メンバーも普段から、社内に導入しているオフィスコンビニや近くのキッチンカーで「PAY ID」で支払いをしています。

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それぞれどのような経緯でPAYに入社したのでしょうか。

北川:前職ではアプリの受託開発をしていたので、自社プロダクトの開発に関わりたかったという点が大きいです。決済は盛り上がっている分野なので、変化の大きい場所に身を置いてみたいというのもあり、PAYに入社を決めました。

また前職はチームで開発するということがあまりなかったので、スモールチームで開発することやチーム自体を作っていくことにも興味がありました。PAYのモバイルチームは、私が入社した当時でiOSエンジニアが2人、Androidエンジニアはいない状態だったので、足りない部分を整えながらチームをつくっていく過程に携われるのが魅力的でした。

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山中:PAYに出会ったきっかけは、転職ドラフトでオファーを受信したことでした。当時は転職時期が未定だったのでカジュアルな面談をして、色々な技術の話ができて面白そうな会社だなと感じたことを覚えています。一日体験入社もさせてもらったんですが、メンバーが技術への関心が高く、決済の話題が絶えない環境で刺激が受けられそうだと思いました。

その後本格的に転職活動を行うことになり、さまざまな企業の面接を受けましたが、新しい技術の取り組みにどんどん挑戦できそうな雰囲気に惹かれてPAYに入社を決めました。

入社以降、PAY社全体やモバイルチームの雰囲気はどのように感じましたか?

山中:自分が働き始めて驚いたのは、口頭の会話よりSlackのチャットの方が多いことです。前の会社でもSlackでやりとりはしていましたが、その時より量が圧倒的に多くて一日休んだりするとログを追うのも大変になるくらいです。その環境でもチームのコミュニケーションが機能しているのは、多くの会話がパブリックなチャンネルでやりとりされるからだと思います。上下関係もあまり感じず、フラットな環境です。

北川:そうですね、PAYはSlackで頻繁に議論していて、意見を率直に伝える文化があると思います。あとメンバーが少人数ということもあってか、トップダウンというよりは各々が自走している印象があります。モバイルチームについて言うと、メンバーの技術力が高くて刺激を受けます。

山中:勉強会やカンファレンスへの参加のサポートも柔軟で、DroidKaigiへは出勤扱いで参加させてもらったりしています。メンバーの決済への関心も高く、社内のSlackを見ていても色々なニュースが飛び交っていて自分も勉強になります。

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それでは、モバイルチームでの開発環境や開発プロセスについて教えてください。

北川:モバイルチームは現在4人いてiOS、Androidの両プラットフォームで開発しています。iOSはSwift、AndroidはKotlinを利用していて、アプリの他にもSDKの開発なども行います。メンバー間でお互いにレビューしていますが、普段Androidを書いてるメンバーがiOSのコードをレビューしたり、逆もあったりしてiOSとAndroid間の垣根は低いです。プロダクトの仕様理解にも役立っていると思います。

またReact Nativeを新規アプリに導入してみようという動きもあり、クロスプラットフォームにもチャレンジできていて、プロダクトの特性に合わせて新しい取り組みができています。

山中:その他で言うと、開発ツールとしてはGitHub、esa、Slack、CircleCI、Analyticsや通知等のバックエンドにFirebaseを使っており、UIはZeplinで共有してもらっています。

いろんなものをSlackにインテグレーションしていて、クラッシュレポート、GitHubのコメントやissue、esaの新規投稿、クラッシュレポートやレビューなどもSlackに通知がくるよう整備しています。オンライン決済サービス「PAY.JP」を開発しているサーバサイドチームではデプロイにSlackbotを使うこともあるのでモバイルチームでも導入を検討しています。

エンジニアが利用するツールに関しては、投資を惜しまない風土な気がしています。GitもCIも、以前の会社では自社インフラ上にGitLab等で整備していてそこに新しいツールの導入を行ったり最新バージョンへの更新の作業があったりと大変そうな印象でしたが、そういったところは有料サービスを使うことで効率化しています。現場としても、インテグレーションなどは便利なのでやはりその方が開発を進めやすいです。

開発プロセスとしてはあまりガッチリしたルールはなく、会社としての大きな方針に向かってそれぞれ自律してタスクを決めて動いています。細かいタスクのリリース時期や収束時期はチーム内に管理を委ねられている形です。これもメンバーのレベルが高く、それぞれが自律して動けるからこそだと思います。

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メンバーが新しい技術を取り入れることに意欲的だったり、レベルが高いなと感じるのは具体的にどのような場面ですか?

山中:例えば新しい技術の話題をSlackで投稿すると、みんな「なんだそれ面白そう!」と、わっと盛り上がるのを見て、技術に貪欲だなという雰囲気を感じます。なので新しい技術も取り入れやすいですし、それでタスクが少しずれることがあっても、スケジュールに責任を持っているのは自分たちということもあり、寛容だと感じます。

北川:当たり前なんですが、開発に関しては妥協しないというか粘り強くコミュニケーションを取って話し合って決めています。またプルリクのレビューも丁寧で、実装した人が知らない機能のURLを貼ってくれたりしますし、他の人が書いたコードを読むのも勉強になります。

決済領域では競合他社も多い中、今後はどのようなプロダクト作っていきたいですか?

北川:確かに決済サービスは競合他社も多いですが、そもそもPAYって名前がいいなと思っていて(笑)

山中:自分も「名前が強いな」って思ってました(笑)

北川:他社だと「●● PAY」という名前がついてることが多いかと思いますが、”PAY”という支払いそのものの名称から、決済にフォーカスしていることと、「社会インフラとなるプロダクトを作る」というCEOの意志が表れているなと感じています。我々の生活から”支払う”という行為がなくなることは当分ないと思うので、普段の生活に溶け込めるようなプロダクトを作っていきたいです。

山中:大目標としてはやはり今の決済ネットワークの基盤になることだと思います。自分が主に関わっている「PAY ID」というアプリは現在QRコード決済がメインですが、それに限らない可能性を探って日々新しい機能を開発しています。そのために多くのユーザーに刺さるキラー機能を開発したり、技術的に難しいものにもどんどんチャレンジしていきたいと思います。

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最後に、どんな人と一緒に働きたいですか?

北川:「PAY ID」はまだまだ途上のプロダクトで、取り組みたいことやチャレンジが多いです。市場の変化に合わせてすばやく開発を進めていけるチームを目指しています。

とりわけ決済分野が好きな人だととても刺激的な環境だと思うので、ぜひ一緒に働きたいです。とはいえ決済の知識が今はなくても問題ないです。僕もまだまだ知らないことばかりです。

山中:“決済が好き”だったり、”技術に貪欲”といったチームの雰囲気にフィットしそうな方、そういう環境で働いてみたい!という方とぜひ一緒に働きたいです。さらに言えば、「財布なんて持ちたくない」、「すべてスマホで支払いができる世の中にしたい」、みたいな人だとすごく嬉しいですね。

あとは組織がまだまだ小規模で裁量も大きいので、色々なことにチャレンジしたい方とかアプリやコード、テストの設計に関してもメンバーと活発に意見を交わしたい、みたいな方も合うと思います。しかしまだまだできたての会社なので、そういった条件にとらわれずいろんな方にPAYに興味を持ってもらえると嬉しいですね。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

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open.talentio.com

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