個性的なメンバーが魅力!BASEのデザインチームをマネージャー2人がご紹介します【デザインチームインタビュー Vol.1】【前編】

こんにちは、Design Groupの渡邊です。

前回下記の記事で私にインタビューしてもらい、そこで「社外の方にもBASEのデザインチームのことをより深く知っていただき、BASEのデザイナーに興味を持ってほしい」という意気込みをお話ししました。

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有言実行!ということで、渡邊がデザインチームのメンバーへのインタビューを通して、BASEのデザインチームの普段の業務やデザインする上で大切にしていることなどをみなさんにお伝えしたいと思います。 第1回はデザインチームのマネージャーであるおふたりにインタビューをしました。

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第1回はデザインチームのマネージャーであるおふたりにインタビューをしました。

【Profile】
早川 宗亮(はやかわ むねあき)
Product Design Division Designマネージャー
1981年生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、SIerにてシステムエンジニアとして勤めた後に、デザインを学びグラフィック・Webの制作に従事。その後2社のスタートアップでのWebサービスのデザインの経験を経て、2014年12月BASE株式会社に2人目のデザイナーとして入社。2017年にデザインチームの組織化と共にマネージャー就任。現在はDesign Sectionのマネージャーを担う。

小山 千紘(こやま ちひろ)
Product Design Division Designマネージャー
1990年生まれ。神奈川県出身。武蔵野美術大学 造形学部 デザイン情報学科卒業後、Webの制作会社へ入社。その後、オリジナルTシャツ作成サービスを提供するスタートアップ企業へ1人目のデザイナーとして入社し、ブラウザ上でTシャツのデザインを作成する「デザインエディタ」のフルリニューアルなどを経験。2018年2月にBASE株式会社へ入社し、Eコマースプラットフォーム「BASE」の次世代管理画面プロジェクトやデザインガイドライン作成を経て、2020年1月、マネージャーに就任。

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今回はリモートで取材を行いました。画像はおふたりの似顔絵です!

それぞれ簡単に自己紹介と、今の役割について簡単にお話ししてもらえますか?

早川:僕はデザイナー全員が所属するDesign Sectionのマネージャーと、その中に2つあるグループのうち、1つのグループでマネージャーをしています。自分の話をしますと、僕がBASEに入社したのは2014年の12月なので、昨年末でちょうど入社丸6年になりました。 BASEは5社目なのですが、自分のキャリアの在籍期間で一番長くなりました。

小山:私はDesign Sectionの中のもう一方のグループのマネージャーをしています。BASEに入社したのは2018年2月なので、もうすぐ丸3年ですね。マネージャー歴としては2020年の1月からなので、約1年になります。

渡邊:マネージャーになったのは本当に最近なんですね!BASEに入る前から小山さんはプレーヤーとしてご経験を積んでいたんですね。

小山:そうですね。キャリアとしては、新卒で入社した会社で、研修などを受けながらWebのデザインを学び、2社目ではオリジナルTシャツを作るスタートアップにデザイナー1人目として入社しました。そこでUIUXをより意識したデザインに取り組み、その後BASEにデザイナーとして入社しました。入社してからずっとプレーヤーとしてやってきて、今後もプレーヤーとしてやり続けるんだろうと漠然と思っていたので、まさか自分がマネージャーになるなんて思っていませんでしたね。

渡邊:私が入社した2020年の5月には既にしっかりマネジメントができる信頼の小山さん、という感じだったので、当時マネージャー経験が初と聞いた時はびっくりしました。

UIからグラフィックまで、あらゆる業務をこなす12人のデザインチーム

そんな頼れるおふたりが担当しているデザインチームについて、簡単に紹介をお願いします。

早川:デザインチームは、主にメインプロダクトであるネットショップ作成サービス「BASE(ベイス)」のデザイン全般を担当しているチームです。WebサービスのプロダクトなのでUIデザインはもちろん、PMと連携をとりながら体験の設計まで責任を持って業務を行っています。

渡邊:なるほど!確かに「BASE」のプロダクトデザインが主になっていますね。とはいえUIが主と話されていましたが、他にも多種多様なタスクをこなしている印象です。具体的にどんな業務を担っているのでしょうか。

小山:所属するデザイナーそれぞれに得意な領域やスキルがあり、それらに応じてUI業務やグラフィック業務、コミュニケーションデザインなど活躍できるタスクをアサインしています。

デザインチームが拡大していく中、1年ほど前の時点では、デザインチームを「サービスデザイン」と「コミュニケーションデザイン」の役割がしっかり分かれたグループ分けをしようということになり、そのタイミングで私がマネージャーになりました。現在はグループ体制を見直してコミュニケーション・サービスの隔たりを一度フラットにし、全員で1つのチームのミッションを追っていくことになりました。

なので仕事のカテゴリで明確な分け方はされておらず、本当に「デザイン全般」をチーム全員で動かしているという状態です。

渡邊:グループを業務別で分けずフラットにした理由はなぜですか?

早川:「Payment to the People, Power to the People.」 という企業ミッションを実現するためには、いまのショップオーナーさんだけでなく未来のショップオーナーさんに向けても「BASE」を発信していく必要があります。そのためグループを新設してコミュニケーションデザインをより強化していきたいと考えていたのですが、いざデザインに落とし込もうとなった時に「BASEらしさ」というものがはっきり見えてきていない、言語化できていないと感じたんです。

この課題はコミュニケーションデザイングループ単独で解決するものではなく、デザインチーム全体で定義していくことが必要だなと感じ、現在では明確にグループ分けをしない形をとっています。

渡邊:なるほど。私自身もUIデザイン、コミュニケーションデザイン両方に関わらせていただいていて、どちらも楽しくやっているので、個人的に垣根のない今のチームの状態はとてもいいなと思っています!

リモート下のマネジメント業務 オンラインだからこそできるコミュニケーション

デザインチームには現在12人のメンバーが所属していますね。1つのプロダクトに関わる人数としてはけっこう多いほうと言われることもありますが、おふたりはどのように役割を分担してマネジメント業務を行っているのでしょうか?

早川:先ほどデザインチームには垣根がないと言いましたが、メンバーひとり一人が抱えているタスクを把握したり、1on1を1人のマネージャーで担当するのは難しいです。そのため、業務内容に関係なくチームを二分してそれぞれ6人ずつマネジメントを担当することにしました。どちらのグループも目指す目標は同じで、またグループ間のやりとりが疎遠にならないような調整なども行っています。

渡邊:業務内容に捉われないグループ分けは斬新だなと思いました。メンバーの振り分け分担はわかったのですが、マネジメントタスクの分担はどのようにおこなっていますか?

早川:もしかしたら小山さんと認識がずれているかもしれないんですが...(笑)自分と小山さんは良い意味でタイプが全然違くて。僕はすごいアバウトなタイプで、小山さんは几帳面なタイプです。

僕が「チームのためにこういったことをやりたい」などざっくりと案を出すと、小山さんがいつのまにかFigma体制図にして書き出してくれていたり、詰めてくれていたりしているのでとても感謝しています。僕としてはうまく補完しあっていると感じていてありがたいなと感じています。

小山:そうですね、私もそういう意味では良い連携がとれているんじゃないかなと思ってます。私は発想力にはあまり自信がなくて、何かを整理することの方が得意なタイプなので、早川さんの提案を受けて「どうしたらそれが実現できるか」などの道筋を立てる作業は好きだったりします。図にしないと頭に入らないタイプなので、ドキュメントを整えるのは苦ではないですよ!まだマネージャーとして1年しか経っていないので、経験豊富な早川さんとの仕事の中で沢山ノウハウを吸収できたらなと思っています。

渡邊:素晴らしいチームワークですね!今デザインチームがうまくいっているのはおふたりの阿吽の呼吸あってこそなんだなとわかりました。

小山:とはいえマネージャーが2人いるが故の課題もあります。何かの案件にデザイナーをアサインすることになった時、2人で各々が担当しているメンバーの作業量などをすり合わせて調整する時間が必要になってしまいます。このキャッチアップの時間が早くなると、タスクもその分早く動けるので、こういったフローは随時見直して効率化していきたいなと思っています。

今もコロナ禍の状況にあり、これからもしばらくはリモートワークになりそうですね...。リモートワーク中、マネジメント面で大変だったことはありますか?

早川:意外にもデザインチーム内からはネガティブな声が少なく、「リモートワークも案外落ち着く」といった声も多いので、想像以上にスムーズに移行ができました。オフィスみたいにカジュアルに声をかけてやりとりすることが出来ないのが懸念点だったので、昨年は社内勉強会のBDI(BASE Design Inspiration)やアプリを触りながらランチをする会などを多く開催してコミュニケーション不足の解消に努めました。オンライン上でもメンバー間でカジュアルにやりとりできるような働きかけが出来たかと思います。

小山:勉強会はこちらが強く推奨したという訳ではなく、メンバーそれぞれが積極的に立ち上げてくれていました。チームの強みがリモートワークになって改めて見えてきたと感じています。

早川:リモート化するにあたって不安があったのがデザインレビューだったんですが、いざやってみるとメンバーにとっての負担が大きくなるようなこともなく、体験が良くなったと感じました。デザインチーム内でよりよいレビュー環境にするための勉強会を開催したのですが、オンラインでの会議は「圧迫感がない」「感情的になりにくい」「心理的安全性が向上する」といった良い面も多いことを学びました。オンラインの特性を活かしてさらにコミュニケーションを改良していけるという道筋が見え、心配しすぎなくても大丈夫だなと思えるようになりました。

小山:デザインチームがリモートワーク対応に順応するスピードにも助けられたと思っています。リモートへの移行直後は現在使っているツールがリモートでのレビューには適していない、会話がかぶってしまうなどのトラブルもありましたが、メンバーが試行錯誤して快適なツールを選んでくれたり、フィードバックのコメントを残すルールにするなど自発的に良い方法を模索してくれて、自然に改善していきました。

渡邊:リモートワークになって良かったことも多いみたいですね!

早川:そうですね。今年も、リモートワークだからこそできる環境改善などに引き続き取り組んでいきたいと思っています。

後半につづく

前半はデザインチームの紹介やマネジメントについてお話していただきました。 次回はチームの強みや課題についてもお伺いします。

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