こんにちは、Design Groupの渡邊です。
BASEのデザイナーを紹介する、「デザイナーズインタビュー」。前回はマネージャーのおふたりにインタビューを行い、前半ではデザインチームの紹介や、マネジメント業務について。後半はデザインチームの強みや現在抱えている課題についてお話を伺いました。
basebook.binc.jp basebook.binc.jp
2回目の今回は、BASEのコミュニケーションデザインを担当するおふたりにインタビューを実施。BASEにおけるブランド作りについてや、これからトライしたいことについてお話を伺います。
【Profile】
江原 創造(えはら そうぞう)
Brand Management Division コミュニケーションデザイナー
1989年生まれ。多摩美術大学卒業後、広告制作会社、スタートアップ企業、デザインカンパニーを経てコミュニケーションデザイナーとして2020年1月にBASE株式会社に入社。
森 香月(もり かづき)
Brand Management Division デザイナー
1991年生まれ。青山学院大学卒業後、美術の専門学校在学中の2016年6月よりBASE株式会社でインターンを開始。アシスタントデザイナーとして業務経験を積み、2017年4月に正社員として入社。現在は主に、PRと連携したブランド認知・SNSクリエイティブの業務に従事。
BASEにおける、コミュニケーションデザインの仕事
今日はよろしくお願いします!まずは、お二人の今までの経歴を教えてください。
江原:約1年前に入社して以来、コミュニケーションデザインを担当しています。自分が入社する頃のBASEはちょうどオフラインの取り組みやテレビCM等の露出機会が増えてきて、ブランディングを強化したいというタイミングでした。
長く歴史のある企業と比べるとまだ新しい企業なので、ブランドアセットをこれから長い年月かけて作っていくフェーズ。関わるたくさんの人とコンセンサスを取りながら、ブランドを作っていくことになるんだろうなと想像すると、とても楽しそうで入社を決めました。
BASEに入社する前の会社でも、ロゴやタグラインのデザインに関わっていて、企業のあり方を考える機会が多かったので、コミュニケーションデザインの領域に興味を持っていたこともあります。クライアントワークというよりは、1社に集中してみたいなと思っていたので、迷わず入社を決めました。そして入社後は実際に、ブランドをつくっていくことに携わっています。
森:私はインターンとして業務を開始したのがきっかけで、そのまま2017年に新卒で入社をしました。最初からコミュニケーションデザインを担当していたわけではなく、最初はプロダクトデザインを担当していました。
アプリのバナー作成から始まり、LPのデザイン、アプリのデザインと経験してきました。 江原さんが入社される少し前からブランディングを強化していきたいという話があり、そのタイミングでコミュニケーションデザインも担当するようになりました。
なるほど、ありがとうございます。コミュニケーションデザインと一口に言っても様々な業務があると思いますが、具体的にどのような業務を担当されているのでしょうか?
森:何デザイナーと自称すべきかいつも迷うほど、多岐にわたる業務に携わっています。今はPRチームと連携して、「BASE」のブランドを保持するために色々な取り組みを始めていたり、オフィシャルSNSのクリエイティブを作成したりしています。
ブランド保持というと具体的にはどのような業務をされているのでしょうか?
森:「BASE」に関する情報を正しく伝えるためにデザインにおけるレギュレーションやブランドガイドラインを作ったり、施策の企画をしたりしています。
例えば最近は、「BASE」は”ベース”と表記されてしまうことがよくあるのですが、正しくは”ベイス”なので、それを伝えるためにカタカナのステッカーをデザインしました。
森さんは、”ブランドチェック担当”の活動もされていますよね?
森:はい、新しく入社するメンバーに向けて、「BASE」のブランドを守りながら日々のお仕事ができるように勉強会を開催したり、早く簡単にBASEらしい資料がつくれるようにフォーマットを提供したりしています。
※ブランドに関する活動の詳細については、森さん執筆のブログ記事「BASEでブランドプロジェクト始めました」をぜひご覧ください。
オフィシャルSNSの業務についても詳しくお聞きしたいです。
森:主にInstagramのクリエイティブ作成をしています。「BASE」を利用してくださるショップオーナーさんと商品を購入されるカスタマーの方と、ちょうど半分ずつくらいがフォローされているので、カスタマーの方向けに「BASE」に掲載されている商品の紹介と、ショップオーナーさん向けのノウハウ情報の共有をしています。
どんな投稿や動画がたくさんの方に見られるか分析したり、毎週決まった曜日にアンケートをとってショップオーナーさんのご意見を聞いたりしながら、日々発信内容の改善をしています。
オフィシャルInstagramのフォロワーは約8万人もいらっしゃるんですね!投稿に対する反響も大きそうです。
森:紹介したショップオーナーさんから「Instagramで知ってくれた方が商品を買ってくれました!」とご連絡いただいたり、ショップを開設するきっかけになったという声をもらったり、ポジティブなお声をよくいただいています。なかなかユーザーさんと直接コミュニケーションとる機会が多くはないので、すごく嬉しいです。
また、最近はショップオーナーさんに向けて販促カレンダーをスマートフォンの待ち受けサイズで作成して配っています。例えば母の日まであと何日なので、そろそろキャンペーンを企画しませんか?と記載したり。これもありがたいですというお声をたくさんもらっていて、嬉しいですね。
ありがとうございます。江原さんのお仕事も教えてください。
江原:「BASE」の広告や、オフラインの制作物など、幅広いデザインに関わっています。2020年秋に行ったサービスロゴのリファインや、ラフォーレ原宿に構えたリアル店舗出店スペース「BASE Lab.(ベイス ラボ)」において、ロゴや壁面広告、サインのデザインなどを担当しました。
BASE Lab.は店舗デザインがシンプルで、いい意味で「BASE」であることを感じさせないデザインになっていますよね。どんなショップオーナーさんも、”自分のお店”と感じられたのではないでしょうか。
江原:はい、ショップオーナーさんにスポットライトを当てる、「BASE」らしい店舗にできたのではと思っています。新型コロナウィルスで運営が大変なオーナーさんもいらっしゃったので、今後はそういった部分にもデザインで貢献できたらなと思いました。
江原さんは「BASE」のCM制作にも関わってらっしゃいましたよね。
江原:はい、ブランドをどう見せるか?ということを日々考えていて、CMの制作にも関わるようになりました。よりBASEらしさが伝わるCMにするために、我々社内のデザイナーも企画段階からデザインに関わるようにしています。
BASEのコミュニケーションデザインのこれから
4月から、BASEは組織が大きく変わりましたよね。
森:はい。職能別組織から目的別組織になりました。新規ショップオーナーさん向けの施策を企画実行するチーム、開設後のオーナーさん向けの施策を企画実行するチーム、「BASE」での体験全体をデザインするチーム、というように分かれています。
私たちが担当するコミュニケーションデザイン領域は、ブランドマネジメントを担当する組織の一部になっています。加えて、新規ショップオーナーさん・開設後のショップオーナーさんに対するコミュニケーションデザインも必要なので、他チームも兼任しています。
新しい組織で、改めてトライしていきたいことはありますか?
江原:組織は新しくなりますが、トライしていきたいことは変わらないですね。ブランドは一回整えておしまい、というものではないので、長い時間かけて、表層的な部分に止まらないブランドづくりをしていきたいと思っています。
森:私は”BASEらしさ”の言語化にトライしたいなと思っています。今メンバーの頭の中にはそれぞれが思うBASEらしさがあると思うのですが、まだしっかり言語化できていない部分もあるので、これから具体化して、共通言語にしていきたいと考えています。
最後に、BASEの好きなところを教えてください。
江原:やりたいことを発信し続けると、かならずそれが実現できるところですね。当然不得意なこともあるので日々機会を掴むために努力はし続けますが、実現させてもらえる環境があるのはとてもありがたいなと思っています。
森:私も同じです。やってみたいと口にすると実現するこの環境が大好きです。またSNSなどでショップオーナーさんと直接タッチポイントがつくれるのも、日々のやりがいに繋がっています。
本日はありがとうございました!
今回は、BASEの中でもプロダクトデザインではなくコミュニケーションデザインに携わるおふたりにお話を伺いました。 このインタビューを読んで興味を持ってくださった方がいたら、ぜひ気軽にご応募いただけると嬉しいです。