採用広報の飯野です。
今回取材したのは、ネットショップ作成サービス「BASE」を運営するBASE Departmentのプロダクトマネージャー(以下、PdMと表記)森さんです。
森さんは新卒でエンタメ系メガベンチャー企業に入社し、3年間PdMを経験。その後、クリエイターを支援したいという強い想いからBASE株式会社に転職しました。
「数字にとらわれすぎず、ユーザー体験を重視するBASE Departmentの開発姿勢に学びを得た」と話す森さん。
新卒から現在まで、20代をPdMとして過ごしてきた森さんのキャリアを紐解きます。

【Profile】
森 優巴奈(もり ゆはな)
BASE Department Product Management Division
2019年に新卒でサイバーエージェントに入社し、漫画サービスのPdMとして従事。開発マネジメントや運用企画、分析などに携わる。その後、クリエイター支援への強い想いから2022年にBASE株式会社に転職。ネットショップ作成サービス「BASE」のPdMとして、現在は主に配送システムの改善に注力している。
「クリエイターさんを輝かせたい」という想いからの転職
よろしくお願いします。まずは前職について教えてください。
新卒でサイバーエージェントに入社し、漫画サービスでプロダクトの改善に3年間携わっていました。開発マネジメントや運用企画、分析などを3年間おこなっていました。具体的には、購入者が漫画を見つけるためのサイトの考案や購入意欲を高める施策をプロダクト側からアプローチするということをしていました。
学生時代から漫画サービスに携わりたいと思っていたんですか?
そうですね。昔から漫画が好きだったので、漠然とではありますが漫画家などのクリエイターを支援する仕事に就きたいと思っていました。そのため、当時は漫画の販促ができそうな広告代理店を志望していたんです。その就職活動のなかで偶然にも前職の企業の方にお会いする機会があり、広告代理店以外にもクリエイター支援に関わることのできる仕事があるということを知って、そのまま入社を決めました。
転職を考えた理由を教えてください。
「クリエイターを輝かせたい」という想いが強く、もっと直接クリエイターさんを支援できる環境に身を置きたいと思ったことが理由です。
私が携わっていた漫画サービスは購入者向けのサービスなので、プロダクトを改善しても、漫画家さんに直接還元することができないんですよね。もちろん購入していただけたらその漫画家さんにお金が入ります。ただ、私たちが体験を良くしようとしている相手は購入者さんです。なのでたとえば、面白い漫画の打ち切りを知ったときに、私の仕事の矛先がクリエイターさんに直接向けていない点にもどかしさを感じていました。
間接的ではなく直接的にクリエイターさんに影響を与えられるような仕事をしたいと思い、転職を考え始めました。
そうなのですね。転職の軸はありましたか?
業界や領域は特に絞っていなかったのですが、やはりクリエイティブなことを仕事にしている人達をサポートできる会社を中心に見ていました。そのなかでBASEがよりクリエイターさんに近いところでサポートができそうで、良いなと思いましたね。
「BASEのここが特に良いな」と思ったポイントはありましたか?
まず一つ目は、個人やスモールチームをターゲットにプロダクトを展開をしている点です。私としては、良いものを作っているのになかなか売上が立たなくて辞めることを悩んでいる方や、まだ駆け出しのクリエイターで食べていけない方などをサポートしたいという気持ちが大きくあり、BASEの顧客層は近そうだなと感じました。
もう一つは、面接の雰囲気が良かったんですよね。社員の方々と馬が合いそうだなと思いました。カジュアルさも好きですが、なにより受け答えが優しくて。入社してからも思いますが、BASEには優しい人しかいないです。私が所属しているBASE Departmentの皆さんは「ショップオーナーさんのために」をいつも全力で考えていて、会社のミッションにも優しさが出ているなと思います。

数字にとらわれず、ユーザー体験を重視するプロダクト開発
現在の業務内容を教えてください。
主にネットショップ作成サービス「BASE」の配送領域の改善を担当しています。たとえば、ショップの規模によって最適な配送の形が異なるため、どんなショップオーナーさんでも簡単に配送作業ができるような状態を目指しています。また、ショップオーナーさんからいただいた課題やご要望を解消していくプロジェクトにも携わっています。
数字として結果が出て、それがそのままショップオーナーさんに還元できたときはやりがいに感じますし、数字以外でもショップオーナーさんからポジティブなお声をいただいたときはとても嬉しいです。

BASEで働いてみて感じた特徴はありますか?
会社の特徴だなと思ったのは、数字にとらわれすぎずユーザー体験を重視する開発姿勢です。
これまではデータドリブンに数字ベースで話すことが多かったのですが、BASEは体験ベースで会話をすることが多いですね。もちろん数字も大切なのですが、数字だけを追いかけてしまうと、結果的に売上重視の施策に寄りすぎてしまい、ユーザーにとっては少し煩わしく感じられることもあると思うんです。BASEでは、そうした数字的な成果だけでなく「ユーザーにとって嬉しい体験につながるかどうか」を大切にしていて、その視点から優先度を考えられるのが、とても魅力的だなと感じています。
森さんにとっての学びでもあったのでしょうか?
はい。BASEに入社してからより「このユーザーは本当にこの体験が欲しいんだっけ?」というのを深掘り、無駄な情報を削ぎ落として突き詰めて考えられるようになりました。
まず根本の考え方の癖として、数字ばかりを追う癖ができてしまっていて、ユーザーのインサイトから課題を設定するという視点を持っていませんでした。しかしBASEで仕事をするなかでそこがベースであることに気づいてハッとしましたね。
あとは、機能を盛りだくさんにして考えていたこともありました。「これがあったら便利だろう」を全部入れ込んで複雑にしてしまっていたんです。実際に途中までその複雑な状態で進んでいたのですが、途中でショップオーナーさんにユーザーインタビューをさせていただいたら「機能としては良いけれど、扱い方が複雑で迷子になってしまう」というお声をいただきました。そのときに、シンプルにするために削ぎ落とす勇気の大切さを学びました。
BASE Departmentがプロダクト作りで大切にしている「シンプルさを保つために最小限で作る」という考え方にも繋がりますね。
そうですね。「BASE」は「誰でも簡単に使える」というのをとても大事にしています。PdMとしては難しいテーマではありますが、一番大切な視点だと思っています。仮に玄人向けのサービスであれば、機能を複雑にしても問題ないと思うのですが、私たちがプロダクトを提供している相手はネットショップを運営する個人やスモールチームで、リテラシーもまちまちです。どんな人でもサポートできるように「誰でも簡単に使える」を追求するプロダクトは素敵だなと思いますね。

正解を持ちつつ、意見を取り入れることがショップオーナーさんにとっての「簡単」を作る
森さんは社会人1年目からPdMとしてのキャリアを歩んでいますが、PdMとして大事だと思う考え方やスキルなどはありますか?
「自分のなかで正解を作れること」は大事だと思っています。PdMはいろんな部署からいろんな意見が来る職種なので、自分自身で軸を持っていないと意思決定が難しいように感じます。
その一方で、「誰かからフィードバックをもらったときに一旦受け入れられる」というのも同じように重要です。どんな人であっても、ファーストインプレッションで感じたことは少なからず他の人も感じる部分があることだと思っているんですよね。たとえば、誰かに「これ難しいね」と言われたら、おそらく事実として難しくて、人の意見が不正解なことは基本的にはないと考えています。
お話を聞いていて「BASE」のプロダクトもそうだなと思いました。ファーストインプレッションで「シンプルさ」を感じますよね。
そうですね。「実はこうなんです」と言い訳する機会はプロダクトにないと思うので、しっかりとファーストインプレッションで合格点を取りにいく必要があります。そのために、プロダクト作りでは意見を聞くことが非常に大切です。
なので私は仕事のなかでいろんな人を頼っています。たとえば、これはあくまで私の進め方の話ですが、4割5割くらいの完成度でフィードバックをもらいにいってそこから詰めて、またフィードバックをもらいにいって改善していって、、、というのを繰り返していきます。
「BASE」はショップオーナーさんの体験が簡単になったかどうかが重要なので、「自分のなかでの正解を作りつつ、人の意見を受け入れる」ことはPdMとして必要な考え方だと思っています。

これからチャレンジしてみたいことはありますか?
プレイヤーとして、より複雑な案件に対して短時間で効率よく解を導き出せるようになりたいです。私の所属しているProduct Management Divisionでは、PdMとして必要なスキルが細分化されていて、足りていないスキルを伸ばすためのアクションや業務をマネージャーが割り振ってくれます。少しずつ着実にステップアップできている実感を持てているので、これからもできることを増やしてショップオーナーさんの手助けができる機能を出せるよう頑張りたいです。
最後に
クリエイター支援への熱い想いからBASEへの転職を決めた森さん。
「多くのショップオーナーさんをサポートしたい」と話す森さんの言葉に感銘を受けました。
「課題解決」と「誰でも簡単に使える」を両立するために、妥協のないプロダクト作りへの想いを伺うことができたインタビューでした。
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