BASE BANKチームでストレングスファインダーを使った相互理解ワークショップをやってみました!

BASE BANKの米田です。

先日、BASE BANKチームの相互理解の取り組みの一貫として、ストレングスファインダーを活用したワークショップを実施したので、その様子をお届けします!

BASE BANKチームの紹介と月次会での取り組みについて

BASE BANKチームは、「BASE」を利用するショップ向けに「YELL BANK」、「BASEカード」、「お急ぎ振込」の3つの金融サービスを提供しています。ネットショップ作成サービス「BASE」の開発を行うチームから独立した組織となっており、「BASE」の開発を行うチームは職能別の組織となっていますが、BASE BANK内の組織はプロダクト別(ドメイン別)の構成となっているのが特徴です。

BASE BANKチームでは複数のプロダクトを扱っているため、各プロダクトがそれぞれスピーディに事業成長を実現できるよう、それぞれのチームで課題発見を行い、素早く意思決定し、自律的に動けるような組織構成を採っています。

異なる職能のメンバーで各チームを組成しているため職能を超えたコラボレーションが必要なことや、また時には越境して別サービスのチームとも協働するために、定期的に相互理解を深める取り組みを行っています。

そのうちの1つとして、毎月月次会を行っています。月次会では、持ち回りで毎回数名が仕事やプライベートでの学び・気づきに関するLTを実施し、他のメンバーは発表を聞きながら感想をFigJamに記入して発表後に質疑応答していく、という形で実施しています。個性的なテーマや視点でのLTに溢れており、「この人ってこんなことに興味があったんだ!」「実はこんな悩みを持っていたんだ」といった風に、普段の業務ではなかなか垣間見ることのできない一面を知る機会となっています。

BASE BANKチームが扱うサービスやチームでの取り組みの詳細は、ぜひこちらの資料をご覧ください!

今回ストレングス・ファインダーを活用したワークショップを実施した背景

クリフトンストレングス・テスト、通称ストレングス・ファインダーは、Gallup社が提供するオンライン才能テストのことで、公式HPによれば、これまでに全世界で3,200万人以上が受験しています。

受験者の才能(本来の考え方、感じ方、行動のパターン)を測定し、それらを34の資質に分類した結果をレポートにしてくれます。

直近で新入社員の入社や異動によってメンバーが増えたタイミングだったため、チームビルディングの一貫として相互理解をより深めるために改めてメンバー全員が受験し、月次会の時間を使って結果をシェアし合うワークショップを実施することにしました!

ワークショップの設計

ワークショップの実施にあたり、有志のメンバーでプロジェクトチームを組成し、当日どのようなワークをするかについて議論していきました。

まずは改めて「なぜストレングス・ファインダーを受験するのか?」「ワークショップのゴールは何か?」という目的のすり合わせを行いました。議論の結果、ゴールを以下に設定しました。

MUST:自分自身の自己理解と他己理解が分かっている状態
WANT:ワークグループの特徴理解

テストのコースは2つで、①上位5つのみが閲覧できるものと②34の資質の順位が全て閲覧できるものがありますが、強みだけでなく弱み部分も理解して相互にカバーできるようにするため、②34の資質全てを閲覧できるコースで受験することとしました。

また、普段一緒に業務を行っているドメイン別組織ごとではなく、相互に相談する機会が多く越境して横連携を強化するため、今回は職種別でワークグループを組成して実施することにしました。

月次会は90分と時間が限られていたので、当日は対面でのコミュニケーションを重視し、別途事前のワークを実施する形にしました。

目的に沿ってワークは以下のように設計しました。

▼事前ワーク
・ストレングスファインダーの受験
・強み上位5つ、弱み上位5つに関連する過去の仕事でのエピソードを記入
・強みと関連して、今後メンバーにどのようなフォローができそうか、弱みと関連してメンバーからどのようなフォローをしてほしいかを記入
・受験結果や事前記入内容を見て、他のメンバーがコメント記入

▼当日ワーク
・各メンバー1人ずつ、受験結果とそれに対するコメントを共有
・記載内容をもとに深掘り
・ワークグループの特徴についてディスカッション
・ワークグループの特徴について全体共有

ワークショップをスムーズに迷いなく進めるために、デザイナーのプロジェクトメンバーがFigJamでテンプレートを作ってくれたのですが、これがとても分かりやすくて感動しました・・・!

ワークのレクチャーボードとテンプレート(一部抜粋)

実際のワークの様子とBASE BANKチームの結果

ワークの設計をしっかり行ったことや FigJamのテンプレートのおかげで、事前ワーク・当日ワークともにスムーズに進行できました!

事前ワークでは、同じワークグループのメンバーの受験結果や事前記入内容に対してコメントを記入するのですが、他のワークグループにも自主的にコメントしたり、スタンプを押すメンバーが多く、当日のワークショップ開催前からすでにわいわい盛り上がっていました!

当日ワークでは、事前ワークで記入した内容を見ながら、深掘りしていく時間となりました。最後に各ワークグループの特徴を全体に発表するのですが、グループごとに特徴が大きく異なっていたのもとても興味深かったです。

PMMチームの受験結果とコメント

Operationチームの特徴

自分の結果を見て過去のエピソードを記入する部分では、「確かに思い当たる」「名称を見るとピンと来なかったが、説明を読んだら納得した」「正直あまり思い当たる節がない」など、率直な感想とともにエピソードが記載されていました。

他のメンバーからのコメントでは、「たしかにこういう場面で強みを感じていた!」「こういう部分は遠慮しないで伝えてほしい」など前向きなコメントで溢れていました!

全体としては、スケジュールを分単位で細かく決め、タイムキープしながら実施したのでオンスケで完了することができました。

そして後日、アナリストのプロジェクトメンバーがBASE BANKチームの結果をヒストグラムにしてくれました(結果をぼかしています)。共通の強みが重なる部分が見えてきて興味深かったです。

BASE BANKチームのヒストグラム

ワークショップをやってみた感想

プロジェクトメンバー、参加メンバーそれぞれの感想を抜粋してご紹介します。参加メンバーからはポジティブな感想がとても多く、やってよかったなとほっとしています。

<プロジェクトメンバーの感想>
・自認と他者からの印象をまとまったアウトプットで捉える機会、なかなかないのでやってみてめちゃくちゃよかったです。神テンプレのおかげで、ワークが捗り全体としていい会になりました。

・この人こんな感じだよなーっていう暗黙知が、ストレングスファインダーによってうまく言語化されて、形式知となりました!また、今回のワークでエピソードと紐づけをすることで、各メンバーとの仕事での連携が明確にイメージできるようになりました。新しいメンバーが参加した際にも積極的に活用していきたいです。

・純粋にメンバーの仕事の仕方や大事にしているところを知れたのがすごくよかった。そして何よりも、当日グループワークを一緒にするチームメンバー以外からのコメントも、メンバー一人一人にたくさん集まっていて、越境してたくさんの意見を言い合えるいいチームだなと改めて思いました!今後も年1回くらいのペースでやっていきたいです。

・単純に自分の強み・弱みを認識するだけにとどまらず、「それを以て自分はチームにどのように貢献できるのか?」と、視座を一段階高めて自己理解できたのがとてもよかったです。
また、メンバーに対する個人的な解釈(この人はおそらくこんな人、みたいな)が一旦リセットされたのもよかったです。自分の強みをチームに波及できているか、メンバーがフォローして欲しいことに応えられているかを常に考えながら仕事をするようになり、本当に貴重な機会となりました。
ただ、ストレングスファインダーはあくまで「自分が普段から意識していること」ベースでの診断になるので、客観性にはやや欠けるなという印象はありました。今度は自分ではなく、メンバーについて回答する形でもやってみたいです。

<参加メンバーの感想(一部抜粋)>
・初めてストレングスファインダーをやってみましたが、自己分析や他者理解にいいツールだなと実感しました!

・個人&チームの掘り下げがしやすいフォーマットでした!

・めっちゃいいワークでした!純粋に自己分析としても言語化してみてよかった部分がたくさんあるし、チームのみんなのことがこういう形でわかるのも今後の仕事にいい影響しかなくて本当に良い会でした!

・チーム内での深掘りタイムよかった。事前ワークでコメントはし合っているけど、その場で「なぜ」とかを深ぼるので割とリアルなところが出たんじゃないか。

・各人の自覚的な強みと弱みがわかって面白いです。逆に「そこを弱みだと認識してるんだ」みたいな気づきもあったし。「表面的にはAという強みに見えていたが、根本はBという強みに支えられてAという強みになってたんだな」という気づきもあった。

・チームメンバー以外からもたくさんコメントもらえて、嬉しかったです。みんなの思いやりがあふれていた。

おわりに

BASE BANKチームでは、今後も相互に理解し合いながら、お互いの強み・弱みを活かしてコラボレーションすることで事業成長を実現するチームであり続けたいと考えています。

この記事を読んでBASE BANKチームに興味を持ってくださった方、今回のワークショップについてもっと詳しく聞きたいという方は、ぜひ採用ページをご覧ください!

binc.jp

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