会社の成長スピードを加速できるPM組織であるために。PMマネージャーが日々考えていること

こんにちは!Recruiting Groupです。

PMのお仕事はイメージがしやすくても、PMのマネージャーとなると少しイメージが湧きにくい方も多いのではないでしょうか。 今回はBASEでPMマネージャーを担っている山田さんにインタビューを行い、PMマネージャーとは具体的にどのような仕事なのか?なぜその職務を担うようになったのか?難しさややりがいは?といった内容を伺ってきました。

山田さんは大企業のプロダクト担当から、BASEへ転職しています。まずはそのきっかけから伺いました。ぜひご覧ください。

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【Profile】 山田 智瑛(やまだ ともあき) Owners Product Division Product Managementマネージャー 1983年生まれ。大学卒業後、株式会社ワークスアプリケーションズに入社し、EPRパッケージシステムの開発を担当。その後、株式会社リクルートに転職。「じゃらん 」「Airレジ」「SUUMO」などでプロダクトマネジメントに従事。2019年4月にBASE株式会社に入社。Eコマースプラットフォーム「BASE」の企画・ディレクションを担当、2019年7月よりマネージャーに就任。

大企業のプロダクト責任者から、BASEのPMマネージャーへ

BASEは3社目ですよね。BASEに入社するまでの経歴を教えてください。

山田:1社目は大企業向けにERPパッケージシステムを提供している会社で、販売・調達・在庫管理等のパッケージを、エンジニアとして設計・開発していました。開発に集中できる環境でやりがいのある仕事でしたが、事業サイドの理解も高めたかったことと、iPhoneの発売などで世の中が大きく変わっていく中でtoCの仕事にも興味を持ち、2社目となるリクルートに転職しました。

リクルートには当時、iPhoneの流行によりアプリ特化の部署ができていて、その部署のじゃらんのチームに配属をされました。その後、じゃらん以外にもホットペッパー、ポンパレ、ホットペッパービューティー等他事業のアプリも統括する部署のマネージャーになります。 その後、アプリだけではなくサービス全体も見るようになり、Airレジなど他ドメインのプロダクトマネージャーも兼務するようになり、Webも含めた事業計画の策定・実行を任されるようになり…とどんどん仕事の範囲が広がっていきました。

当時インターネットがどんどん盛り上がっていく中で、会社の根幹を担う主要事業のアプリ・Web全体を見れたことはすごく面白かったです。最後は元上司に声をかけてもらった縁で、住宅領域で業務支援の部署の立ち上げ・企画・開発を担当していました。

数々の主要プロダクトを任せられながら、転職を考えたのはどういった経緯だったのでしょうか?

山田:プロダクトは違えどマッチングビジネスという型は一緒なので、勘所は掴めてきていましたし、大きな会社なので、次は小さい組織が成長していくプロセスを経験してみたいという気持ちが生まれたことがきっかけです。

とはいえ明確に転職活動をしていたわけではなかったのですが、元リクルートのメンバーが集まる飲み会でBASEのCOO山村さんに出会い、今考えていることをお互いに話して意気投合したことがきっかけで、BASEに転職することになりました。

同じ規模・フェーズの企業は他にもあったと思いますが、なぜBASEを選ばれたのでしょうか?

山田:実家も小さな会社を営んでいるのでミッションにはとても共感できましたし、どの方との面接でもオーナーさんの可能性を信じていることが伝わってきて、自然とここで働きたいと思いました。なので、フェーズはまったく違う会社への転職ですが、懸念は特になかったです。 自分の経験を活かして事業に貢献できるかは分かりませんでしたが、失敗したらその時はその時考えようと思っていました。

会社の成長スピードを加速できるPM組織であるために

PMのマネージャーというお仕事は、具体的にはどのような内容なのでしょうか?

山田:会社として実現しようとしている成長スピードに対して、PMがボトルネックにならない、むしろ加速させられる状態にするのが、PMマネージャーの仕事だと捉えています。

具体的には、BASEのPMは現在10名程ですが、各PMに適切に権限が移譲され、意思決定が分散できている状態を目指して日々仕事を差配しています。

特に意識をしているのは、案件を渡す順番と粒度です。各メンバーが「これは自分は得意だ」という守備範囲を持つことができて、それにより自信が生まれて、更に大きなチャレンジができて、守備範囲が広がって…という好循環を回せるように日々考えています。

難しいポイントなどはありますか?

山田:この時期までにプロジェクトを完了させたいという事業が期待するタイミングと、育成観点でこのメンバーにこの案件を任せたいという自分の希望のタイミングが必ずしもマッチしないことですね。

100%完璧にはできなくても、限りなくベターにできるように、まさにパズルのような状態です。事業にとって大きな影響がない範囲で優先順位を変えるなど、やや時間軸をずらすときもあります。

このメンバーには任せられる!という見極めはどのようにされているのでしょうか?

山田:毎週1on1で一人一人と会話したり、日々どのように考えてどのようにアウトプットしようとしているかは横で見てレビューしているので、きっとここまでは任せられるという見立てはそれらをベースに立てています。

結果として、PMがボトルネックになって企画が進まないということは今まで発生していないので、嬉しいことだなと思っています。自分の見立てというよりは、メンバーがしっかりしているおかげだと思っていますが。

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メンバーはどのような方が多いのでしょうか?

山田:自分で考えて動ける頼もしいメンバーばかりです。世の中の最新情報をキャッチアップして自分の業務に活かしたり、決められた通りにやるのではなく、自分でこうしたほうがもっとうまくいくのでは?と試行錯誤している姿をいつも見ています。

また、自分のチームのメンバーに限らずですが、オーナーさんのために何ができるのかという思考の人ばかりです。面接でもBASEのミッションはいつも伝えているので、それに共感するメンバーが集まってくれているのだと思います。

COOの山村さんはよく「メンバーが成長しないと事業の成長も鈍化してしまう」という話をしていますが、オーナーさんのために何ができるか試行錯誤する、そうすることでメンバーが成長する、成長することで事業も伸びるといういい循環になっているのではと思います。

PMマネージャーとして嬉しかったことはありますか?

山田:チームとしてできることが増えていくのは、日々嬉しいなと思っています。去年はリリースも多かった上に、メンバーも増えてきて組織としてはチャレンジングな1年でしたが、ほとんどスケジュール通りにリリースができたり、緊急案件も優先順位を迅速に判断して対応できたのは、一つチームとして自信がついたポイントだったなと思います。

また、自分が着任したてだった2年前と比較してみると、どんどん抽象度が高い状態で任せられるようになっているのはすごく嬉しいです。抽象度が高い状態で任せても、きちんと精度高くアウトプットされているので、一人一人もすごく成長しているなと感じています。

それでは、どんな方にBASEのPMになっていただきたいですか?

山田:オーナーさんの可能性を信じて、ミッションに共感した上で、楽しくプロダクトをつくっていける人に来ていただけたらと思っています。

また、スキルや経験としては、主体者として意思決定をしたことがある方に来ていただけると心強いなと思います。PMは、当事者として責任を持って意思決定した数だけ強くなると思っています。そんな経験がある方と、一緒に働けたら嬉しいです。

ありがとうございます。最後に、今の過渡期ならではの面白さはありますか?

山田:「BASE」の特徴は、誰でも簡単にネットショップが始められることと、スマホでもネットショップが気軽に運営できることです。一方で、ショップさんが大きくなってからも使ってもらえるサービスでもありたいと思っています。その両立はすごく難しいバランスですが、実現できたらすごく面白いと思います。

また、オーナーさんを取り巻く環境も目まぐるしく変わっていく中で、それを先取りしてアップデートしていかなければならない点も面白いと思います。自分たちの創意工夫がダイレクトにオーナーさんへの価値につながる中で、それを楽しみながら実現できる方にご応募いただけたらと思います。


ここまで読んでいただきありがとうございました。 現在下記の募集を行っておりますので、ご興味を持たれた方はぜひエントリーいただければと思います。

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